鹿児島支店 技術課
中村さん(入社9年目)
大学院理工学研究科修了
大学で培った地質の知識を少しでも生かせる仕事に就きたい、「座ってばかりの仕事はつまらない」という思いが強く、この業界を選びました。また、学生時代には南九州起源の火山灰の研究をしており、何度か九州を訪れるうちに、九州の自然の美しさやそこに住むや人々の暖かさに惹かれ、九州で働きたいと考えるようになり、九州で地質・地盤調査を行っている我が社に興味を持ちました。
就活時に大学教授と繋がりのある社員と実際にお会いし、直感的に信頼できそうな会社だなと思ったのが入社のきっかけです。
業務の工期前や年度末は忙しくなり、ピリピリしていることもありますが(笑)、業務完了後にはお疲れ様会が開かれたり、サッカー観戦やウォーキング、マラソンにプライベートで一緒に参加したりと、社員同士でコミュニケーションを取る機会が多くあります。そのため、部署や役職関係なく、色々なことを気軽に話すことができる雰囲気が自然と生まれています。同業他社の方々にも羨ましがられます。
我が社には資格取得支援チームがあり、筆記試験に向けた出題・添削、模擬面接、質疑応答へのアドバイスなど親身になって対応してくれます。そのおかげで、我が社の女性技術員で初めて技術士に合格することができました。
また、産休・育休を取得した際も、快く送り出してくれ、親子共々暖かく見守ってくれたことは復帰への活力になりました。妊娠中はコア箱を持つことを禁止され、運転もほとんどさせてもらえませんでした(笑)。
私が所属する鹿児島支店では地質調査・土木構造物の設計、地盤改良工事のチェックボーリング業務が主体です。現地踏査や観測・現場管理などの現場作業から、調査結果を取りまとめるパソコン作業など最終成果の報告書執筆まで全て行います。
現場作業を不安に思う女性もいらっしゃると思いますが、国全体で女性技術者の育成を推進しており、現場には女性専用の仮設トイレや手洗い場が設置され、業務に集中できる環境が整っています。男女とも活躍できる業界に変化してきています。
社外活動も行っており、学術学会の講演会や建設フォーラム、若手または女性技術者の会などへも積極的に参加します。同業他社の技術者との人脈も広がり、仕事面の情報収集はもちろんのこと、会社で言えない愚痴を話したりするよい機会になることも(笑)。
業界には女性技術者が少ないため、業務で関わる方々や発注者に私個人として顔と名前をすぐに覚えてもらえます。現場にいると何かと話しかけられるため、要望や意見を聴衆しやすい立場となり、発注者に直接フィードバックすることができます。このように発注者、設計・工事施工業者、地元住民との架け橋になれた時にやりがいを感じます。