調査解析部 技術課
尾方さん(入社6年目)
私は工業高等専門学校で土木を学んだとき、当時から好きだった物理学と似通った点が強い土質力学や地盤工学の教科に強く興味を持ちました。
特に地盤工学は物理的に考えることができますが、地球のことで自然現象でもあり地盤に直接触れなければわからないことも多く、計算や理論では解き明かすことが難しいところが面白いと感じました。実際に地盤に触れ、特性を計算や経験を用いて考察ができるのは我が社しかないと思い、入社しました。
会社は非常にアットホームな雰囲気で働きやすいです。様々な部署や支店の社員がおり、全社員数は100人以上となります。部署によっては長期出張が多く、なかなか会えない方もいらっしゃいますが、久しぶりに会った方とも声を掛け、すぐに笑い合えるような職場です。
私は入社後、室内試験を行う部署に配属され、土質試験関係の仕事をしました。そこでは、地質調査で採取した地盤材料を試験し、物理的・力学的特性を調べていました。ただし、試験を行うことが目的ではなく、地盤の特性を把握することであるため、試験方法も含めて結果が正しいかどうかを判断することが最も重要でした。
現在は、主に軟弱な地盤を対象とする部署で仕事をしています。私が最も多く任されている仕事は地盤調査と解析・検討です。発注者のニーズに合わせて調査で得られた結果をどのように扱うべきかを判断することが必要です。調査だけなく、発注者としっかりと打合せを行い、意思疎通を図ることが重要な仕事です。
私が行っている仕事は構造物を直接造ることでも、その設計図を書くことでもない「目に見えない仕事」だからこそ、技術的な信頼がそのまま自分の評価につながります。そのおかげで、発注者から名指しで頼られることも多く、自分自身の技術力を必要とされると感じることは非常にやりがいがあります。