弊社の強み

弊社の強み
Advantage

弊社の強みはSAAMシステム、アンカーリフトオフ試験、電気式静的コーンの色柱状図表現法をはじめ、
様々な地盤に対して調査、解析、設計、工事、施工を一連の流れとして行えるところにあります。

創業65年の現在、関連有資格者を多く有し、皆様の住んでいる地域の地盤補強や公共工事等を含め多くの調査、工事に携わってきております。

ADVANTAGE 1調査分野電気式静的コーン貫入試験

三成分コーン試験の概要

三成分コーン試験の最大の特徴は、コーン支持力qc、周面摩擦力fsと間隙水圧力Udを同時にかつ連続的に計測できることであります。

例えば、軟弱粘土層に薄い砂層が介在している場合と、そうでない場合とでは、解析・設計上大きく異なる要素となります。このような砂層を通常の地盤調査方法で確認することは難しいが、三成分コーン試験では容易にしかも経済的に見つけることができます。

三成分コーン試験(電気式静的コーン貫入試験)JGS 1435-2003

目 的 地盤の詳細な構成状態(地盤の強度や土質分類を把握する)
概 要 貫入機によりコーンを静的に貫入させ、貫入時の先端抵抗、周面摩擦抵抗、間隙水圧を同時にかつ連続的に計測し、地盤の硬軟や締まりの程度および砂質土・粘性土など土質分類のデータを得ることができる。
方 法 貫入ロッドの先端に電気式コーンを、貫入機に貫入量検出器を取付け、油圧貫入機で静的に圧入する。貫入速度は毎秒2±0.5cmを標準とする。電気信号はケーブルによりデータローガー及びコンピュータへ伝え自動記録する。
測定間隔 10cmに1回以上測定。弊社では2cm間隔で測定。
適用地盤 粘性土、砂質土(N=0~20程度)を対象とする。
ただしN値10~20の場合、反力20~60kNの追加(オプション)が必要。
測定可能深度 30m程度(N値20以下の地層)
貫入度 専用貫入機ECP-10の最大貫入力100kN

土層の判別

Robertsonらが提案する土の分類チャートを利用した土質判別図

一般に砂質地盤では、先端抵抗qtが大きく間隙水圧Udは静水圧に等しいか、或いはコーン貫入時に正のダイレタンシーによって静水圧より小さくなります。一方粘性土の場合のqtは小さいが、Udは大きくなります。このqtとUdの関係からRobertsonらが提案する土の分類チャートを利用して土質を分類することがきます。


試験結果の整理例(当社独自の色柱状図による表現方法)

せん断強度

コーンの先端抵抗(qt)、間隙水圧(Ud)を用いて非排水せん断強さcuを、次式によって関連づけることができます。

ADVANTAGE 2防災分野災害対応

地元九州を愛する防災対策の専門家集団として、災害復旧に迅速に対応してきました。

国道57号 滝室坂災害対策(地質状況の把握や架設橋基礎地盤調査および法面設計)

東九州自動車道法面崩壊対策(法面設計)

国道220号 宮浦地区斜面崩壊(地質調査と法面設計および対策工事)

矢部川堤防決壊復旧(地質調査と応急復旧検討)

ADVANTAGE 3防災分野ドローン空撮

災害・竣工・施工確認の空中撮影方法としてドローン空撮を行っています。
無人航空従事者の認定資格を持つ技術者が安全に操縦し、撮影します。



ADVANTAGE 4防災分野スカイキャッチャー空撮

強風下でも安定し、低コストで超エコタイプのバルーンにカメラ装置を搭載した画期的な空撮システムです。

スカイキャッチャー空撮 PDFダウンロード

ADVANTAGE 5維持管理分野アンカーリフトオフ試験(SAAMシステム)

SAAMシステムとは】

グラウンドアンカー工が施工されたのり面の維持管理に必要なアンカー緊張力に関する調査を、小型・軽量なSAAMジャッキを用いることで効率的かつ有効に行えるシステムです。

産業共同研究
国土交通省NETIS登録
登録番号:SK-070009


SAAMジャッキを用いたリフトオフ試験

SAAMジャッキを用いることで、リフトオフ試験を効率的で迅速に実施できるとともに、アンカーが施工されたのり面全体の緊張力分布状態を把握できます。


ADVANTAGE 6維持管理分野先行掘削併用型排水パイプ打ち込み工法

先行掘削併用型排水パイプ打込み工法施工模式図



先行掘削で、確実な水抜き工法

  • ●盛土(切土)斜面の水抜き施工が可能です。
  • ●効果的に地下水を法面から排出し、斜面の安定が図れます。
  • ●軽量コンパクトで人力運搬ができます。
  • ●対象地層は、砂質土、粘性土、礫混じり土、転石混じり土まで幅広い土質が適用可能です。
  • ●排水管は、鋼管、塩ビ管、ネトロン管など各種の水抜きパイプが選べます。(挿入パイプ径:φ48mm~50mm)

★仕様★

・総重量:100kg(ドリルヘッド重量:40kg、フレーム重量:60kg)

・寸法:2,990mm×600mm×600mm

・打撃数:1,850bpm

・掘削径:φ55mm~φ65mm

ADVANTAGE 7維持管理分野スパイラル羽根付き鋼管による盛土補強工法

SDPR工法

工法概要

高速道路盛土では、豪雨等による盛土内の水位上昇や地震により崩壊し長期通行に影響をおよぼす事例が発生しています。
SDPR工法は、豪雨と大規模地震による高速道路盛土の対策工法として、NEXCO西日本株式会社、西日本高速道路メンテナンス 九州株式会社、NEXCO西日本コンサルタンツ株式会社の3社で共同開発されました。


豪雨・地震時の安定対策

豪雨および地震に対する地盤の安定対策工として、排水機能を有する鋼管に、外径が大きなスパイラル状の羽根を取り付けることで、 排水効果と地盤補強効果を同時に得る工法です。